【スタンド考察】プッチ神父のホワイトスネイクを解説!

ホワイトスネイク/White Snake

破壊力:?
スピード:D
射程距離:?
持続力:A
精密動作性:?
成長性:?

ホワイトスネイク


ホワイトスネイク

ホワイトスネイクのスタンドパラメータ

FFに質問するホワイトスネイク

本体名:エンリコ・プッチ
プッチ神父

スタンドと記憶を奪うスタンド

破壊力:?
スピード:D
射程距離:?
持続力:A
精密動作性:?
成長性:?

DIOが渡した「矢」によって発現したスタンド。
本体名の元ネタはイタリアのファッションデザイナー、エミリオ・プッチ(Emillio Pucci)またはエンリコ・コベリ(Enrico Coveri)と言われている。
スタンド名の元ネタはイギリスのヘビメタ、ロックバンド、ホワイトスネイク(White Snake)から。

再生を押すと元ネタ音楽を無料試聴ッ!ファインセンキュー!



Amazonミュージックで聴き放題ッ


能力は「肉体と心を溶かし、記憶とスタンド能力をDISC化して抜き取る

DNAの塩基配列であるAアデニン、Tチミン、Gグアニン、Cシトシンをあしらったデザインを全身にまとう遠隔操作型スタンド。

20メートル程度の射程距離を持ち、視覚を共有するタイプ。
正体を隠していたプッチ神父は、ホワイトスネイクを罪人たちのエージェントのようにして、自分の目的のために操っていた。




なお、ホワイトスネイクはセックス・ピストルズエコーズACT3のように半自律型でしゃべることができるが、基本は無口で本体に従っているようだ。

プッチ神父の命令に微妙な反応をするホワイトスネイク

ホワイトスネイクは破壊力は近距離パワー型に劣るものの、両手の手刀が頭部に触れるだけで標的からスタンドDISCと記憶DISCを抜き取ることができる。

スタンドDISCが抜き取られると衰弱して、やがて全身が腐り死に至る。
記憶DISCはどれだけ記憶が抜かれるかによるが、少なくとも行動不能、最悪仮死状態に陥る。

パワーはないがスタンド能力で戦う、遠隔操作型の王道タイプといえる。

承太郎のDISC取り出しシーン

ホワイトスネイクのスタンド能力は両手から発動するのが最も素早く、強力であるが、実のところ全身から能力発動できる。

作中でもストーン・フリーが作り出した手錠による徐倫との手錠デスマッチにおいても、腕に糸が触れているだけで徐倫の頭からDISCが出てきていた。

徐倫の凄みに負けるプッチ神父

さらに、自身のスタンド能力を全身から周囲に放射することもできる。
両手から発動する方法に比べると、時間もかかる上に、標的が移動しない場合にしか使えないが、自身を敵の前に晒さなくてもDISC化できるというメリットがある。

ホワイトスネイクの全身からスタンド能力を放射するため、自身も人型を保てずドロドロになるが、この能力の影響下にある者達は蛇に飲み込まれたかのようにジワジワと溶解させられる。

これは肉体を溶かしてスタンドDISCを生成しているためである。

さらに記憶DISCを生成するため、標的は記憶を溶かされ、意識混濁状態になる。

この手法は標的が動かない場合にしか通用しない。
そのため、ホワイトスネイクはまるでガラガラヘビが注目を集めさせるために尾部から音を発するように、催眠の波長を発してその場にいるものに幻覚を見せる。
こうして、幻覚を見て動けない間にじっくりと標的を溶かして、死ぬより恐ろしいといえるほどの苦痛を与えるのである。

ホワイトスネイクで溶かす能力


プッチ神父はスタンド使いに目覚めてから20数年経つベテランである。
多くの人間からスタンド能力と記憶を奪う中で、ホワイトスネイクの能力を磨き、心と記憶についての感覚を覚えていくことで応用力を付けてきた。

意図的に高度な幻覚を見せる、記憶を改ざんする、空の記憶DISCに命令を書き込んで標的を操る、自身のリアルタイムな経験から視覚情報を消し去ることで盲目になる、なども応用の1つである。



なお、ホワイトスネイクの作り出したDISCは実体化したものであり、ホワイトスネイクから離れても物体として存在し続ける。

スタンドDISCはそのスタンドと同じような心の願望、性向のあるものが頭部に挿入すると、そのスタンド能力を獲得できる。
合わないものが挿入するとDISCははじき出されるようだ。

また記憶DISCは頭部に挿入することで記された記憶を再生することができる。
プッチ神父は空条承太郎が焼却したという、DIOが発見した天国へ行く方法を見つけるため、空条徐倫をエサに承太郎を罠にかけた。

ちなみにDISCは生体素材らしく柔らかいようだ
頭の中で再生すると、頭の中に何かの臭いがするとはエルメェスの談である。

エルメェスと記憶DISC





魂を溶かし、吸着するスタンド毒能力

能力の本質は「生命エネルギーと知性をドロドロに溶かして固化するスタンド毒

ホワイトスネイクは人類をそそのかす蛇を模している
知恵の実と生命の実を掠め取り、堕落させるために人間に与える蛇。
非常に狡猾で、時を止める最強のスタンド使い空条承太郎にすら知略で勝利している。

欲望の強い人間にスタンドDISCを与え、好きなようにさせる姿はまさに悪魔。
そして、自身の目的である天国へ行くためにDISCを収集し、人を操り続けている。

ホワイトスネイクの体表はテラテラと濡れ、スタンド毒を揮発させている。
このスタンド毒は「魂の器」に瞬時に浸透して溶かし始める。
スタンド毒は「魂の器」をドロドロに溶かし、軟化させ、「生命エネルギー」と「知性」を染み出させて吸着する。
このスタンド毒は「魂の器」よりも知性と生命エネルギーに結合しやすい。
こうしてスタンド毒と結合した物質がスタンドDISCと記憶DISCとして吐き出される。

なぜかドロドロのホワイトスネイク

ホワイトスネイクのスタンド毒は「魂の器」を傷つけ、流出する「生命エネルギー」を固化することでスタンドDISCを生成する。
そのため抜き取ったあとに生命維持をしないと「生命エネルギー」が流出し続けて死に至る。
スタンド毒を揮発、放射する方法では特に長時間毒に当て続けるため、「魂の器」がボロボロになり、「生命エネルギー」の流出が止められず、肉体までおぞましい溶解をしてしまう。


そして、「知性」に浸透したスタンド毒は「知性」をかき回し、必要な記憶を引き出し、記憶DISCを生成する。
この際に標的は記憶を乱され失い、意識が戻らなくなることになる。
抜き取る記憶量によって影響は異なり、短期的な記憶から、自身の出生、生きるために必要な記憶と本能と度合いを変えることも可能。

上述したが、ホワイトスネイクはスタンド毒を全身から放射できる。
これを応用して、記憶DISC内の情報を周囲に拡散することができる。
ホワイトスネイクに記憶DISCを挿入し、全身から記憶DISCで再生される情報を放射する事で、周囲に幻覚を見せるのである。

これがマンハッタン・トランスファー戦の幻覚であったり、ホワイトスネイクをウェザーに見せかけてアナスイを背後から貫いた手法である。



また、これらのDISCを人体頭部に挿入すると、まるでCDプレーヤーに設置されたかのようにDISCから情報が読み出され、転写される。

記憶DISCであれば、まるで自身の体験であるかのようにリアルに記憶が転写・再生される。

スタンドDISCの場合は特殊で、まず「魂の器」に十分にスタンド能力を書き込めるだけの余白が必要である。
スタンド能力は「魂の器」から飛び出す「生命エネルギー」の塊。
「魂の器」に書き込まれた本体の精神の紋様がスタンド能力を決定づけるのである。

つまり、スタンドDISCを挿入された人物がまず、そのDISCを受け入れられるような相性や才能が合い、紋様を書き込めるだけの精神の伸び代がある場合にのみ、DISCに書き込まれたスタンド能力を扱えるようになる。

最終決戦において、エンポリオウェザー・リポートを使用したのは、エンポリオ自身がウェザー・リポートを再生できるだけの「器」の成長と、書き込めるだけの大きな精神的成長を果たしたからである。





自身を悪と思わぬ漆黒の聖職者

ホワイトスネイクはやたらとよくしゃべる上に、本体のプッチ神父より感情表現が豊かである。
というかよくキレている。
これは神父としての外面を保つプッチと、その内面をそのままダイレクトに表しているホワイトスネイクの違いである。

荒木先生の考えるところ、本当に強い人は悪いことをしない。
心に弱さを持った人が悪事を為すし、その弱さを攻撃に変える者が真に恐ろしい、と述べています。

ここで言う心の強さ弱さというのは逆境に強いメンタルだとか、ポジティブネガティブということではないと思われる。
「弱さ」とは自分自身や「運命」を受け入れられないことなのではないか。

そうすると、特にプッチ神父は自分の「弱さ」を受け入れられない人物として描かれているように思う。
自分自身の心の弱さを受け入れられず、隠そうとするからこそ、ホワイトスネイクはよくしゃべるのである。



プッチ神父は自分が敬虔な聖職者であり、人を導くことが使命であると信じている。
自分が良かれと思ってしたことが妹を殺してしまったという「運命」から、「真の幸福」とはなにかを考えるようになったことがその原因である。

そして、そのとき精神の進化の果て、天国へ至り神(イタリア語でDIO)になろうとしたDIOの言葉を思い出し、自分の使命の遂行を決断する。

ホワイトスネイクの横顔

自分自身は神の言葉を預かる預言者であり、「真の幸福」に導くものと信じているプッチはベクトルは違えど、神を目指すDIOを対等と見なしていた。
逆にそれ以外の人間は導くべき哀れな子羊と見ていたのだろう。

カインとアベルのように兄弟ながらも「運命」に翻弄されてきたプッチ神父。
神になるのではなく、神の言葉に従い世界を導くつもりであった。

神の末裔がセフィロトを通じて神に至るように、何か方法はないかとスタンドDISCと記憶DISCを「生命の実」と「知恵の実」に見立て、収穫し続けていた。

が、それだけでは「真の幸福」へ導く方法がわからず、失われた神の言葉たるDIOの手記を手に入れる作戦へと切り替えた。



幸い、罪深き敬虔なる信徒と収穫し続けたタレントは充分にある。
異教徒、空条承太郎から奪われた天国への道を取り戻し、世界を導く。
まるで十字軍か何かのように自分が悪であるとは思わぬどす黒い邪悪である。

一手遅かったな、のホワイトスネイク


出典:荒木飛呂彦原作 集英社出版 ジョジョの奇妙な冒険

更新情報や近況を発信してます。フォローお願いします♪

漫画考察ランキング1位達成!!漫画ランキング1位狙ってますので、
クリックで応援ください✨スタンド考察完了まで爆速で走ります♪♪
にほんブログ村 漫画ブログ 漫画考察・研究へ
にほんブログ村
ジョジョアニメをもう一度振り返ろうじゃあないかッ!




ポスト
ライン
はてブ
コピー
フォローお願いします♪

投げ銭で応援ありがとうございます。励みに完走します!
タカウチにOFUSEする

3 件のコメント:

  1. なんか面白い

    返信削除
    返信
    1. コメントありがとうございます。もっと楽しめるよう、投稿していきますね。

      削除

最新の投稿

【スタンド考察】メローネのベイビィ・フェイスを解説!

ベイビィ・フェイス/Baby Face 破壊力:A スピード:B 射程距離:A 持続力:A 精密動作性:C(教育次第) 成長性:C (教育次第)

こんな記事がよく見られています