【スタンド考察】ポルナレフのシルバーチャリオッツを解説!

シルバーチャリオッツ(銀の戦車)/Silver Chariot

3部特有のシンプルに剣士のスタンド、シルバーチャリオッツ。
実はその剣と鎧は本体へのフィードバックがない、余剰なスタンドエネルギーから構成されていると考えられますッ。

破壊力:C
スピード:A
射程距離:C
持続力:B
精密動作性:B
成長性:C

シルバーチャリオッツ(銀の戦車)


シルバーチャリオッツ(銀の戦車)

シルバーチャリオッツのスタンドパラメータ

本体名:ジャン=ピエール・ポルナレフ

ポルナレフとシルバーチャリオッツ

正統派騎士のスタンド

破壊力:C
スピード:A
射程距離:C
持続力:B
精密動作性:B
成長性:C




タロットカードの7番、「戦車」の暗示のスタンド。

「戦車」は情熱、前進、暴走いった意味があるらしい。

シルバーチャリオッツは西洋の騎士のような甲冑とフェンシングの剣を着用した細身の人型、近距離パワー型スタンド。
本体名の元ネタはフランスの歌手のミッシェル・ポルナレフ(Michel Polnareff)から。

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能力は「甲冑をまとい高速機動、高速の剣さばき、精密な動きをする」。

シルバーチャリオッツは大きな特徴のない、近距離パワー型のスタンドである。
しかし、生まれついてのスタンド使いであるポルナレフは天性の才能を持っている。

アニメ版シルバーチャリオッツ

ポルナレフ集中力の鋭敏化と持続に優れ、精密に瞬間瞬間を知覚する。
スタンドは人体の動きを、筋肉量や物理法則に都合よく支配されない形で理想的に実現する。
ポルナレフはさらにそこから、自身の動き、シルバーチャリオッツの動きを集中力持って感じ取り、観察して、一流の動きに近づけていった。

その結果、一瞬を感覚し、機を逃さず一瞬で何手も動くスピードと剣さばきを得た。
瞬く間に剣で精密にマジシャンズレッドの彫像を掘り出したり、複数のコインと炎を放り投げて同時に貫くなど高速かつ精密。

マジシャンズレッドの炎とコインを切り裂くシルバーチャリオッツ

さらに甲冑を脱ぎ捨てることで加速する。
スタンドを視る感覚の目ですらも追いきれないほどのスピードでストップ&ゴーを繰り返し、残像を7体同時に作り出す。
甲冑を捨てている分、捨て身だが、このスピードで攻撃も防御もできるため360度隙はない。

そして、シルバーチャリオッツの剣針も射出することができる。
原理的には甲冑を勢いよく脱ぐのと同じように、剣針も吹き飛ばしているだけである。
が、射程距離の外と思わせて油断したところに突き刺せる、味方の承太郎たちにも見せていないポルナレフの奥の手である。

なお、剣針は飛ばしてしまうと、数十秒程度は生えてくることもないようである。

シルバーチャリオッツの剣針飛ばし





驚異的な集中力でスタンドエネルギーを固定

真の能力は「スタンドパワーを凝集して、常態的に固定する」。

シルバーチャリオッツの築き上げてきた能力は、スタンドパワーを余分に発揮、蓄積し、固定することである。
蓄積してきたスタンドエネルギーは髪や爪のように損なってもケガになるようなものではない。
この蓄積してきたスタンドエネルギーを甲冑や剣という形に成形、固定しているのがスタンド能力である。

そのため、剣を削り取られたり、甲冑を傷つけられても、余分なエネルギーの凝集体が傷つくだけで本体までダメージは届かない。

ただし、このエネルギーの凝集は主に剣に注力されており、甲冑部分はせいぜい厚さ数センチ程度であろう
この甲冑と剣はポルナレフの集中力に依拠している。
集中しているとマジシャンズレッドの炎も直接的な火傷がない程度に抑えられ、剣もフェンシングの「突き」のようにしか使えないように見えるが、「斬撃」により斬ることも出来る。

この集中力を意図的に瞬間だけ解放して、凝集したスタンドエネルギーを爆散させるのが、甲冑着脱や剣針飛ばしである。
意図して解放することで、凝固したスタンドエネルギーが爆散して甲冑は弾け飛ぶ。
そして、剣針は柄の部分で爆発して射出される。

シルバーチャリオッツの甲冑着脱(アーマーテイクオフ)

特に普段から集中力を割いている甲冑を脱ぎ捨て、攻撃にのみ集中した時のシルバーチャリオッツのスピードは凄まじいものである。

甲冑を脱いだシルバーチャリオッツのスピードは残像を生む


逆に集中力が下がるような状況では甲冑も剣も弱くなる。
近距離パワー型スタンドは視覚を共有していないため、スタンド体を本体が視認することでより強固に認知し、集中できる。
逆に、ポルナレフがシルバーチャリオッツを視認できない状況では攻撃力、防御力ともに低下するだろう。
作中でも、エボニーデビルにポルナレフがベッドの下まで追い込まれ、一時的に甲冑の防御力が低下した。

エボニーデビルに傷を負わされるシルバーチャリオッツ






復讐を胸に鍛錬してきた男

ポルナレフは才能だけでなく、母を亡くしてからは妹を自分が育てあげる、という強くあろうという力強い精神を築いた。
そして、妹をJ・ガイルに無惨に殺されたことをきっかけに、スタンド操作に打ち込んで修行して来た。

そこで身につけたのは剣術、スタンドエネルギーを高めて剣や甲冑を強化すること、スピードアップとそれを全て知覚する集中力である。

エボニーデビルに対して決めポーズのポルナレフとシルバーチャリオッツ

戦闘では極度の集中をするためか、普段は弛緩し、明るくムードメーカーに徹している。
弛緩された感覚といえど、復讐に生きてきたポルナレフは周囲への感知に気を配ることが常態となっており、アヌビス神戦では真っ先に殺気を感知した。

人一倍感受性豊かで、友情に篤い男ポルナレフ。
大事な人の死に遭った彼は、より心の鎧を厚くして乗り越えてきたのだ。
だからシルバーチャリオッツは甲冑を着込んでいる。

これ以上の禍が起きないように、「矢」を見つけ出す任務を承太郎と行っていた。
その結果、吐き気を催す邪悪のディアボロと遭遇し、再起不能にさせられてしまう。



出典:荒木飛呂彦原作 集英社出版 ジョジョの奇妙な冒険

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