【スタンド考察】エルメェスのキッスを解説!

キッス/Kiss

破壊力:A
スピード:A
射程距離:A
持続力:A
精密動作性:C
成長性:A

エルメェスのキッス


キッス

キッスのスタンドパラメータ

キッス

本体名:エルメェス・コステロ

エルメェス・コステロ



スタープラチナを超えるステータスを持つスタンド

破壊力:A
スピード:A
射程距離:A
持続力:A
精密動作性:C
成長性:A

空条承太郎が持ち込んだ「矢」のかけらによって発現したスタンド。
本体名の元ネタはフランスのファッションブランドエルメス(Hermes)とイングランドのシンガーソングライターのエルヴィス・コステロ(Elvis Costello)から。
スタンド名の元ネタはアメリカのハードロックバンド、ザ・キッス(The Kiss)から

再生を押すと元ネタ音楽を無料試聴ッ!ファインセンキュー!




能力は「貼り付けた物質をコピーするシールを創り出す

身体中をキッスのマークで彩り、頭に無数のピンを生やした近距離パワー型スタンド。

手から発生させるキッスのシールを貼り付けることで、貼り付けた対象をコピーして分離、出現させる

手のひらからキッスのシールを出現させる



対象はエルメェスの意思によりすぐそばで出現させることも、ある程度距離を取って出現させることも出来る

この分裂は完全なコピーであり、キッスと同程度、つまり人と同じ大きさくらいまでのものならどんな物体、生物でもコピーできる

人体の全身であってもコピーできる



作中でも指、靴、ベルト、腕、頭、服、人体、舌、銛、弾丸と様々なものをコピーしている。
また、コピーは完全に同一なものであるため、生物の場合は同じ動きをするようだ

舌のコピーは元の人物と同じことをしゃべるため、簡易的な盗聴のように使っていた
そして、キッスのシールを剥がすと、コピーと元の対象は互いに引き合い、融合と同時に破壊される

パイプをキッスでコピー&融合させることで仇を閉じ込めるエルメェス



破壊の度合いはキッスがある程度制御しているようであるが、なかなかである
コピー対象の硬度に依存せず、最大で数割破壊されてしまう

なお、キッスのシールはシールとして発現した段階でシールとして機能しており、エルメェスの意思で剥がすことはできない
ちゃんと、指で剥がしたり、燃やしたりなど物理的に剥がさない限り貼り付いたままのようである。

キッスの解説





3次元コピー&ペースト

能力の本質は「ホログラフィック理論による二次元平面への情報入力と投影」。

第三部は神話、冒険
第四部は「矢」による心の弱さの投影
第五部は「運命」
と荒木先生も作品にもスタンドにもテーマがあったように思われる。
そして、第六部の宇宙

フー・ファイターズが語る「知性」による宇宙論が作中で語られるが、その他に宇宙は「情報」の投影である、とするホログラフィック理論が存在する

ブラックホールに飲み込まれた「情報」は消滅することなく表面に記述され、保存されることから、宇宙も同様に二次元平面に記述された「情報」である、という

まるでジョジョの奇妙な冒険の物語世界が二次元平面を越えて宇宙として存在しているかのようにも思える

そして、キッスのシールはその宇宙の記述面のように、貼り付いた対象の「情報」を全て記述し、世界に投影する
キッスのシールの模様は、唇が右に折れた矢印で囲われており、三次元から二次元へ、二次元から三次元へを示しているようである

マックイイーンの首吊りベルトをコピーすると、近くにコピーが出現する

ゆえに、キッスのコピーは完全に本物であり、コピーの方が偽物、ということはない
そして、キッスのシールは宇宙の記述を一時的にごまかしているのか、同一物質の存在を許容させている。

シールを剥がせば融合して破壊される!


しかし、キング・クリムゾンの虚数時間軸への跳躍が10秒程度であるように、シルバーチャリオッツ・レクイエムの集合無意識を利用した魂交換が長続きしないように、世界には元の流れに戻そうとする修復力が働く

ジョジョ世界において、同一物質はパラドックスを発生させる
第七部のD4Cで示されるように、パラドックスを発生させる物質同士は互いに重なり合い、宇宙から「消滅」する



同様にキッスのシールを剥がされたもの同士は世界の修復力をごまかせず、引き合い、消滅する
が、剥がれたシールは能力を失い、物質の投影能力もなくなるため、コピーされた物質はその瞬間から消え始めている

このため、引き合ったもの同士は「完全消滅」まではしないで済むのである。

キッスはパワーもスピードもA!

なお、ジョジョ7部に登場するD4Cは異なる世界の本人を連れてくるため、ほぼ「完全消滅」が発生する。
キッスのシール剥がしによる破壊は世界の修復力による破壊のため、物質の硬さや構造によらず必ず破壊される。





ジョジョ三大兄貴?

第六部は第五部までの「運命」を「宇宙」から再定義しなおし、DIOプッチ神父による「天国」の実現へ走り始める

空条徐倫とはたまたま監房が近かっただけのエルメェス。
スタンド能力も自身の復讐のための道具としか考えてなかったが、それでも最後まで徐倫に付いてきた

愛と復讐と友情と与える精神たっぷり、器の大きいエルメェスだからこそ、宇宙を一枚のシールに収めたようなスタンドを得たのだろう

愛と復讐のキッス



出典:荒木飛呂彦原作 集英社出版 ジョジョの奇妙な冒険

更新情報や近況を発信してます。フォローお願いします♪

漫画考察ランキング1位達成!!漫画ランキング1位狙ってますので、
クリックで応援ください✨スタンド考察完了まで爆速で走ります♪♪
にほんブログ村 漫画ブログ 漫画考察・研究へ
にほんブログ村
ジョジョアニメをもう一度振り返ろうじゃあないかッ!



ポスト
ライン
はてブ
コピー
フォローお願いします♪

投げ銭で応援ありがとうございます。励みに完走します!
タカウチにOFUSEする

2 件のコメント:

  1. SECRET: 0
    PASS:
    フランスのエルメス がかつてアルマーニだかと合併しようとしたが失敗したことから「合体すると破壊が起こる」の元ネタになったとか…

    返信削除
  2. SECRET: 0
    PASS:
    ��殺意の波動に目覚めた空条桃太郎さん
    いつもありがとうございます✨
    なんと!
    そんな元ネタが!
    考察していくと、いろんなところに元ネタがあることが知れてありがたいです(^O^)
    融合は破壊を生む、六部も七部も同じですね♪
    八部もまたロカカカの実で融合起こしますけど、代償がありますし

    返信削除

最新の投稿

【スタンド考察】メローネのベイビィ・フェイスを解説!

ベイビィ・フェイス/Baby Face 破壊力:A スピード:B 射程距離:A 持続力:A 精密動作性:C(教育次第) 成長性:C (教育次第)

こんな記事がよく見られています