ジャンピン・ジャック・フラッシュ/Jumpin' Jack Flash
破壊力:B
スピード:C
射程距離:B
持続力:A
精密動作性:D
成長性:E
本体名:ラング・ラングラー
無重力&射撃スタンド
破壊力:B
スピード:C
射程距離:B
持続力:A
精密動作性:D
成長性:E
ホワイトスネイクのDISCを挿入されて発現したスタンド。
本体の元ネタはアメリカのジーンズブランドのラングラー(Wrangler)から。
スタンド名の元ネタはアメリカのロックバンド、ザ・ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)の楽曲、ジャンピン・ジャック・フラッシュ(Jump'in Jack Flash)から。
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能力は「吐きかけた唾を中心に無重力空間を創り出す」。
手首部に回転する球体を備え付けた、肩幅の広い屈強な男を思わせる姿の近距離パワー型スタンド。
ラング・ラングラーとジャンピン・ジャック・フラッシュは自身の能力が漏れ出しているのか、あえてそうしているのか不明であるが、自身の重力が軽減された状態にある。
ジャンピン・ジャック・フラッシュは攻撃の際、スタンドエネルギーを溜め込んだ自身の一部を標的に接触させて、標的を中心とした無重力空間を創り出す。
ジャンピン・ジャック・フラッシュの能力下に入った標的は自身を中心に徐々に重力が軽減されていく。
また、標的が触れたものも同様に無重力化していきながら、半径20メートルくらいまで無重力空間は拡大していく。
無重力下では踏ん張ることが出来ず、力を加えられると弾かれ、ラング・ラングラーを攻撃することも近づくことも困難となる。
さらに、標的に触れ続けている「空気」も無重力になるため、半径20メートルの無重力空間の外へ抜け出ていってしまう。
ウェザー・リポートによると、最終的に無重力空間内は減圧されていくと、中にいる生物は減圧による気絶、窒息死よりも先に血液の沸騰による死亡するという。
射程距離Bのジャンピン・ジャック・フラッシュを持つラング・ラングラーは標的を中心とする無重力空間の外でただ待つだけで勝つことができるのだ。
まるで、宇宙のような死の空間を創り出す凶悪なスタンドである。
そして、ジャンピン・ジャック・フラッシュにはもう1つ攻撃手段がある。
ジャンピン・ジャック・フラッシュは自身の無重力能力ゆえに、本体のラング・ラングラーも共に地面で踏ん張ることが出来ない。
その結果、近距離パワー型スタンドであるにも関わらず、最強の両拳による殴打が出来ない。
無重力下では殴打の力で自分自身が後退してしまうためである。
また、標的に近づくと減圧効果を自分も受けてしまうため、ジャンピン・ジャック・フラッシュは両手首の遠心力射撃器により、遠隔攻撃を行う。
両手首の球状の射撃器は高速で回転しており、中に放り込んだボルトなどの金属片に、遠心力による運動エネルギーを与える。
「回転」は芯をぶらさなければ、同心円状に等しい運動エネルギーを発するため、無重力下でもバランスを保ち、バランスを崩さずにいられる。
この遠心力による運動エネルギーを充分に得たボルトを、ジャンピン・ジャック・フラッシュは射撃器に空いた穴から射出する。
ボルトなどの金属片は真空の無重力空間をまるでスペースデブリのように、減速することなく突進し、標的を破壊する。
宇宙空間を飛び交うスペースデブリは運動エネルギーを減衰することなく伝えるため、頑丈なスペースシャトルすら破壊する可能性のある危険物だ。
ラング・ラングラーはそれを再現したような攻撃で傷を与え、減圧による出血多量を狙う。
さらに減圧が進むと、血液が体外に出た瞬間に沸騰、気化するため身体が爆発するかのようなダメージを受けることになる。
負の重力→斥力
能力の本質は「拡張する万有斥力球面の風船を生み出す」。
世界に働く4つの力の1つに「万有引力」というものが存在する。
重力、無重力などと呼ぶものは全てこの万有引力である。
人や空気は地球の引力に引かれることで地上に留まることが出来る。
空気や海は月の引力の影響で偏西風や海流を生み出す。
そして、ジャンピン・ジャック・フラッシュは質量のある物質全てに相互に絡み合う万有引力を無効にする能力、というよりは標的に引力の真逆の斥力を与える能力である。
ラング・ラングラーの唾を吐きかけられたものは、万有斥力を発生するため、地球からの引力が徐々に減衰していく。
斥力がマイナス1Gに達したとき、地球の引力1Gと相殺され、無重力と等しい状態となる。
徐々に重力の軛から放たれつつあった標的は、中空を浮遊し始める。
この段階で物質は重力が相殺されるために宙を浮くが、それだけである。
無重力になるとバランスが取りにくくなり、戦闘がしにくくなることは確かだが、それほど影響のある能力とは言えないだろう。
ジャンピン・ジャック・フラッシュの恐ろしさは、この斥力の能力がマイナス1Gを越えることにある。
これにより、恐ろしい真空空間を創り出しているのである。
どのようなプロセスでこの宇宙のような空間が創り出されるか順を追って説明する。
まず、ラング・ラングラーは無重力化したもの
(作中では唾)を投擲して、標的をジャンピン・ジャック・フラッシュの能力下に置く。
すると、標的は徐々に重力から解き放たれ、無重力になっていく。
そして、ジャンピン・ジャック・フラッシュの能力により、斥力エネルギーで出来た風船状の球面が創られる。
この風船状の空間は、境界面のみ斥力を持っており、この境界線に触れたものを次々に無重力にしながら膨らんでいく。
このとき、能力下に置かれた標的が触れたものも同じように斥力の風船と化して膨らんでいく。
この風船同士は融合しながら、最終的にどこか風船間の中心点あたりを能力の中心とした、半径20メートルの半球空間として固定される。
風船の境界面は触れたものを無重力化しながら取り込むため、風船内のすべての物質は無重力となる。
そして、境界面は万有引力よりやや強い斥力が働いている。
このためまず、境界面に触れているものは、境界の外側に弱い力で弾き出される。
すなわち境界面に触れている外側の空気は中に入ってこず、内側の空気は外側へと弾き出されてしまうのである。
これが、無重力空間内を真空空間にしてしまう正体である。
なお、ジャンピン・ジャック・フラッシュの斥力風船は唾を飛ばして発動するのみで、本体に対しては無重力のみ発動する。
そしてこの無重力効果を、なぜかラング・ラングラーは常時自身に発動させているようである。
なぜ、そんなことをしているのか、無重力に適した奇怪な格好をしているのか、は不明である。
ホワイトスネイクすら出し抜こうと目論む男
ラング・ラングラーは囚人でありながら、非常にスマートで、自身の感情も目的遂行のために抑えて最適な行動を取れる男である。
ラング・ラングラー自身も常に重力が低い状態で生活しているため、吸盤のついた装備を身につけ、気圧差から目を保護するマスクを付けている。
移動時も走ると地面から弾かれるため、吸盤を活かした動物じみた走り方をする。
このため、本体の方がスタンドに見えるくらい異様である。
G.D.st刑務所はプッチ神父が長らく「天国」へ至るための準備と研究を密かに行なっていた。
「知性」の塊であるDISCが非常に多く集まっており、「引力」とそれに引き寄せられる「運命」のパワーが集う場所となっている。
ジャンピン・ジャック・フラッシュはまさに「宇宙」を創り出す能力。
出典:荒木飛呂彦原作 集英社出版 ジョジョの奇妙な冒険
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漫画考察ランキング1位達成!!漫画ランキング1位狙ってますので、
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このあたりは手薄になってるようで、
全く覚えてません(;^_^A
ウェザーがまだ覚醒?というか逝ってませんねw
逝ったウェザーけっこうkzで好きでした
良いお年をお迎えください。
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��zero@NO.1営業マン★社畜☆相互読者歓迎さん
いつもありがとうございます!
ウェザー・リポートはスタンドとしても応用力高すぎ、覚醒すると性格変わりすぎで考察に苦労します笑
来年もよろしくお願いします(*^▽^*)
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宇宙空間を飛び交うスペースデブリは運動エネルギーを減衰することなく伝えるため、頑丈なスペースシャトルすら破壊する可能性のある危険物だ
↑
マジで!?
しかし、さらにここから斥力がマイナス1Gを超え始めると、周囲の通常空間では抑えられなくなり、空気が斥力空間から漏れ出し気圧が下がる
↑
無重力になったらなんで真空になるの?というのが原作読破時の疑問でした。
なるほど斥力ですか。
なんかシームーンに似ていますよね?
シームーンはプッチのスタンドそのものが斥力でしたが。
このため、本体の方がスタンドに見えるくらい異様である。
↑
私もそう思いましたwww
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��モキエルさん
宇宙では引力が加速として与えられるうえに、空気がないためずっと加速し続けてしまいます(ノ´▽`)ノ
厚さ1メートルの鉄壁をスペースデブリがぶち抜いてる事故なんて結構あるみたいですよ(゜д゜;)
無重力で真空という荒木理論を解読、考察するのには苦労しました(笑)
C-MOONも謎能力ですね!
引力と斥力を同時に発生させて裏返しているんでしょうけど、考察しがいがあります(笑)
ラング・ラングラーは結局素顔が不明なままでしたね。囚人がそれで良いのか謎ですが(^∇^)