パープル・ヘイズ/Purple Haze
スピード:B
射程距離:C
持続力:E
精密動作性:E
成長性:B
ジョジョの奇妙な冒険ABC アマゾン マーケットプレイス登録商品 【シングルカード】 6弾 【スターター専用(ST)】 《スタンド》 J-613 パープル・ヘイズ
本体名:パンナコッタ・フーゴ
凶悪すぎる殺人ウイルススタンド
破壊力:A
スピード:B
射程距離:C
持続力:E
精密動作性:E
成長性:B
ブチャラティ率いる主人公チーム、フーゴのスタンド
ポルポの「矢」で目覚めた。
元ネタはアメリカのミュージシャン、ジミ・ヘンドリクス(Jimi Hendrix)の名曲パープル・ヘイズ(Purple Haze)から。
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能力は「殺人ウイルスを拳のカプセルからばら撒く」。
バイザー付きのヘルメットを被っており、筋骨隆々、縫い付けられた口、むき出しの歯と流れるよだれから制御不能な凶暴性を感じさせる近距離パワー型スタンド。
よだれを垂らし、唸り声を上げる凶暴なパープル・ヘイズの両拳には3つずつカプセルが取り付けられている。
この半球状のカプセルの中には気体状の殺人ウイルスが含まれている。
カプセルは非常に壊れやすいため、パープル・ヘイズはこのカプセル付きの拳によるラッシュで敵を攻撃する。
殺人ウイルスが散布されると周囲数メートル範囲内は死の空間となる。
このウイルスは生物に触れた瞬間に感染し、爆発的に広まる。
感染者はものの数十秒でグズグズに腐敗し、骨も残さず溶けて死んでしまう。
接触感染および、空気を媒介に感染するが、肉体への拡散力は高いが、それ以外に対してはそこまで大きな拡散力を持たない。
さらに太陽光で簡単に滅菌されてしまう。
このウイルスの射程距離の短さゆえに、恐ろしきパープル・ヘイズも街を滅ぼしたりはしていないで済んでいる。
しかし、殺人ウイルスの射程距離が短いといっても近距離パワー型スタンドの射程距離内であるため、フーゴは自身のスタンドのウイルスにやられてしまうリスクを常に負っている。
ウイルスを浴びずに使うには、射程距離Cの距離を最大限に取った晴れの日に戦う必要がある。
矢に寄生するウイルスとよく似たウイルス
能力の本質は「魂の器と肉を食い破るスタンドウイルス」。
パープル・ヘイズの殺人ウイルスは太陽光の下ですぐに滅菌されるほど脆弱であるにも関わらず、その攻撃性に関しては成長・進化をし続けている。
ウイルスは肉体とその生命エネルギーを糧にしており、取り込んだエネルギーを熱と自身の増殖するのに使用する。
このとき、まるでスタンドウイルスのように魂の器まで蝕むため、急激に生命エネルギーが標的から流れ出す。
これにより殺人ウイルスはそのエネルギーを糧に爆発的に広がり、蝕み生長し、増殖するため、たったの数十秒程度で生命エネルギーを枯渇させた肉体ごと消滅させる。
なお、感染したウイルスが拡散しようとしている際に紫色の煙のようなものが視認できる。
キレやすく真に人を信じるには臆病な青年
パンナコッタ・フーゴは自らのスタンドを忌避しており、あまり使いだからなかったとアバッキオは話している。
無論、殺人ウイルスの能力が仲間や自身を危険にさらす、というのも理由の1つである。
が、フーゴがパープル・ヘイズを使いたがらない理由は、パープル・ヘイズが典型的な「隠しておきたい弱い自己」の投影だからであろう。
自分の本質を隠し、欲求を抑え込んでいるものほど、鬱屈した怨念のエネルギーを溜め込んでいる。
この怨念のエネルギーは爆発的なパワーを持っており、キラークイーンやノトーリアス・B・I・Gのように強力なスタンドパワーを持ちうる。
高いI.Qを持つフーゴはその知性から周りに一目置かれていたいという承認欲求があった。
しかし、その知性と裏腹にキレやすい暴力性が自分に潜んでいることにも気づいていた。
自分の一面であるパープル・ヘイズを認められない、ブチャラティの役に立てないスタンド能力に苛立ちを感じ、疎んじていた。
それが近距離パワー型スタンドとしてはやや長い射程距離にも表れている。
それでも、フーゴは高い向上心を持っている。
それはまだ自身を守ることなく、ウイルスの攻撃性にのみ反映されている。
フーゴが自分を認めずにスタンド能力を忌避し続けるか、
いずれ自分を認め、精神の成長を果たすか、
これによってパープル・ヘイズは世界を滅ぼす独り歩き型スタンドとなるか、
新たなパープル・ヘイズとして成長をするか、
今後が大きく分かれるであろう。
出典:荒木飛呂彦原作 集英社出版 ジョジョの奇妙な冒険
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