ハーヴェスト/Harvest
破壊力:E
スピード:B
射程距離:A
持続力:A
精密動作性:E
本体名:矢安宮重清
破壊力:E
スピード:B
射程距離:A
持続力:A
精密動作性:E
成長性:C
ぶどうヶ丘中学二年生の通称「重ちー」のスタンド。
元ネタはカナダのフォンクシンガー、ニール・ヤング(Neil Young)のアルバム、Harvestから。
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能力は「金目な物品を街中から収集する、500体の群体」。
外見は擬人化された昆虫のような半自律・群体型スタンド。
手のひらサイズでミツバチのような縞模様、三対の手足、小さな爪や針を持ち、頭と胴体の間に小銭を持てるくらいの隙間を持つ。
ハーヴェストは半自律型スタンドであり、重ちーの指示に従って射程距離内にある金目なものを収集し、重ちーのもとに持ってくる。
ハーヴェストが集めてくるものは、重ちーが金銭的価値があると考えているものを、重ちーの倫理観の範囲内で収奪する。
作中では、落ちてる小銭、切手や宝くじ、スーパーのクーポン券などを数百体のハーヴェストが飛び散ってこれらを集めて来ている。
なお重ちーは落ちているものは誰が拾ってもいい、という価値観であるため、他人のものを収奪することなく落ちているものだけ拾い集める。
ハーヴェストの射程距離は遠隔操作型としても非常に広く、1キロ四方は越えている。
一体一体のスタンドエネルギーは小さく、小銭程度の軽いものを持つ力と、人間がジョギングする程度のスピードで走ることができる程度である。
スタンドパワーそのものは弱い分、射程距離は広く、群体型として数百体を同時に操作する。
とはいえ、全個体を細かく操作するのではなく、半自律型として群体で一つの意思のように扱っている。
また、本体の重ちーが明確に操作する場合、収集以外にも壁になる、本体をバケツリレーで逃走させる、標的に群がって眼球や動脈を削る、といった行動を取る。
ハーヴェストは一体のパワーは弱いものの、一体だけ倒してもダメージが分散するため、本体に傷を与えにくい。
金目なものを集めるだけのスタンドにも関わらず、東方仗助からあいつに勝てる奴は思いつかない、と言わしめるほどの実力である。
最強格?大地と結びつく小人たち
能力の本質は「物品が持つ知性情報を無線信号のように受信する、数百体の群体知性を持つ大地の小人」。
いくらハーヴェストが群体型で射程距離が広いとはいえ、広大な杜王町から短期間で小銭やクーポン券を大量に集めることは不可能である。
これを成しているのは、ハーヴェストの数(自称500体だが、真偽は不明)と、ハーヴェストの知性情報受信能力にある。
ジョジョ世界において、物質は知性情報を持つ。
これは構造情報レベルのものもあれば、お金という観念や所持者の執念のようなものがこびりついていることもある。
ハーヴェストは本体のお金が欲しい、こういうものを集めたいというその願望を参照して、当てはまる知性情報の信号がないか探索する。
まず、ハーヴェストは杜王町という土地の「大地の知性」と接続する。
「大地の知性」とは知性が降り積もった場所に存在する知性のことである。
ゴールド・エクスペリエンスがこれを利用して生物情報を取り出すように、さまざまな「記憶」が場所に保存されている。
これを参照することによって、重ちーの求めるものが大まかにどこにあるのかを探索する。
広範囲にハーヴェストを散らばらせて、「大地の知性」を参照しながら、求める信号を検知するまで移動を続ける。
そして、非常に微弱なこの信号を検知すると、信号の発生源に群がり、運び出す。
これによって広範囲でも目的の物品を効率よく収集しているのである。
また、重ちーは人のものを盗んではならない、という両親の教えを忠実に守っている。
このため、ハーヴェストは落ちているものしか拾わず、他人の家に入ることもない。
これは物品に付随する知性情報に持ち主の執念、所有しているという情報をキャッチしているためである。
この所有の観念はものだけでなく家などにも付随するため、ハーヴェストが人のカバンを漁ったり、家に入り込むことはない。
なお、上記は半自動的に収集活動をしている時の自律行動である。
ハーヴェストの外見が蜂や蟻のような昆虫に似ていることから、全体で一つの個を持って、協力しながらこれらの収穫作業を行うのである。
本体の近くでハーヴェストを操作するときは、知覚も共有しながら、通常の遠隔操作型のように扱う。
そして、相手の懐に潜り込んだり、皮膚を細かく削る、アルコールを静脈注射するなどの攻撃を行う。
群体型であるため、一体を倒されても本体へのフィードバックは少ない。
バケツリレー方式で本体を高速移動させたり、ハーヴェストで不意打ちしたりと、案外に強いスタンドである。
欲望に忠実な憎めない少年
重ちーは周りから馬鹿にされるような、少々とぼけた少年である。
年齢からすると知能が遅れているように見られることもしばしばであるが、家族からは十分に愛を受けて育っているようだ。
重ちー自身も家族と、家族の住む杜王町という土地を愛しており、それは杜王町の「大地の知性」からも愛されていたのであろう。
しかし、学校では肥満でとぼけた奴というレッテルを貼られ、友達のいなかった重ちーはいつしか「空想上の友達」と会話することが増えていた。
虹村形兆の「矢」に射られたことをきっかけに、その友達はいつしか自身の精神を反映し、たくさんのスタンドという形をとる。
クレイジー・ダイヤモンドとザ・ハンドで悪巧みをしたりと紆余曲折を経て、重ちーは空想ではない真の友達を得たのである。
出典:荒木飛呂彦原作 集英社出版 ジョジョの奇妙な冒険
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