スパイス・ガール/Spice Girl
スピード:A
射程距離:C
持続力:B
精密動作性:D
成長性:C
発現当初は「生命エネルギー」がダダ漏れで焼けたような手のあとを残してしまっていた。
元ネタはイギリスのアイドルグループ、スパイス・ガールズ(Spice Girls)から。
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能力は「触れたものを柔らかくする」。
顔に四則演算の記号をあしらっている、女性体型の近距離パワー型スタンド。
時計を柔らかくすることで、ゴムのような弾力を付与した。
これにより、電池が切れるまでどんなにこの時計を殴っても破壊することは不可能。
殴っても叩きつけても、凹んだり伸びたりするが、付与された弾性力で元に戻ってしまう。
また、スパイス・ガールの殴った範囲で柔らかくなる範囲は決まるため、飛行機のコックピット部をパラシュート代わりにした際は、コックピット全体を殴りつけた。
また、トリッシュがノトーリアス・B・I・Gに足を触手で掴まれた時は、靴を触れただけで伸びるほど伸びやすいくらいに柔らかくしたと思われる。
外力に対する弾性力の付与
能力の本質は「触れたものに自在に弾性力と粘度、そして強靭性を付与する」。
柔らかくする、とはどういう物性なのかを考察していく。
まず弾性力とは与えられた力に対して、物質が伸びる力である。
そして、弾性定数と呼ばれる数値で物質の伸びが決まる。
スパイス・ガールが物質に弾性力を与えると、その物質は外から力を加えられると伸び続け、そしてバネのように跳ね返る。
スタンド能力で創られた「特殊な弾性力」であるため、エネルギーの損失が少ない状態で跳ね返る。
このため、あまり強く標的を殴ったりすると、標的が強烈なスピードで跳ね返って来てしまいダメージを負う。
また、物質に加えられる力よりもスパイス・ガールのスタンド能力が強ければ、どんなに殴っても破壊力を加えても伸び切ったり千切れることはない。
すなわち、スパイス・ガールは加えられる力に対してどれだけ伸びるか、という弾性力と柔らかく塑性変形させるか、という粘度、最後にダイヤモンドよりも壊れない衝撃に対するしなやかな耐性の強靭性の3つを与えるのである。
そして、この3つの力は「外から加えられる力」にしか適用されない。
このため、柔らかくする能力下にある物質同士の干渉では伸びることも柔らかくなることもない。
よって柔らかい時計の部品同士では通常の部品と同じように動き続ける。
スパイス・ガールの外からの脅威では絶対に壊れなくなる「柔らかくする」能力であるが、田最環のビタミンCのように生物やスタンドを柔らかくすることはできないようである。
柔らかく決して折れない少女
トリッシュはボスの娘であり、ボスのスタンド能力の一端を明かせるかもしれない。
そう思われ、ボスの座を奪おうとする暗殺チームから狙われ続けていた。
実際のところ、ディアボロのキング・クリムゾンの秘密に、スパイス・ガールは近づけるのだろうか?
答えは否であろう。
ただし、その性質・性格は色濃く残っており、「受け継がれる意志」を空条徐倫はしっかりと持っている。
育った環境が異なり、トリッシュはディアボロに育てられたことがほぼないため、性格は母親譲りであろう。
しかし、受け継いでいるものがある。
それは「二重人格」という性質である。
トリッシュもまた、「魂」が人よりも分裂しやすい傾向にあったのかもしれない。
スパイス・ガールは当初、半自律型スタンドのように独自の人格を有して居た。
これこそ、トリッシュの「もう1人の人格」である。
この中でトリッシュはスパイス・ガールと統合されていったと考えられる。
もし暗殺チームがトリッシュを手に入れて居たら、「二重人格」からサルディニア島のドッピオへたどり着いたのかもしれない。
さらに、トリッシュはジョースター家やガイル家のように親子の絆を感じやすい。
近しい「知性情報」を持つもの同士で信号を発しあっているため、近くにいると分かる。
スタンド使いの親子は近親者が近くにいることを感じやすい傾向にあるため、これを利用するつもりだったのかも知れない。
これもまた、暗殺チームがトリッシュを求めた理由であろう。
そして最後に、メローネのベイビィ・フェイスだ。
もし、ベイビィ・フェイスがトリッシュの血でボスを自動追跡できたなら?
これはボスにとって恐るべき事態であっただろう。
出典:荒木飛呂彦原作 集英社出版 ジョジョの奇妙な冒険
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