【スタンド考察】ディ・ス・コのチョコレート・ディスコを解説! ジョジョ7部 スティール・ボール・ラン

チョコレート・ディスコ/Chocolate Disco


破壊力:なし
スピード:C
射程距離:C
持続力:B
精密動作性:A
成長性:D



チョコレート・ディスコ

本体名:ディ・ス・コ


ジョジョの奇妙な冒険第7部、スティール・ボール・ランに登場する、大統領最後の刺客。
第7ステージ、フィラデルフィアの街にてジャイロの前に立ちはだかる。
本体名の元ネタはフランスのポップミュージック・デュオのオタワン(Ottawan)のヒットシングル、D.I.S.C.O.から。
スタンド名の元ネタは日本のテクノポップユニット、Perfumeの曲、チョコレート・ディスコから。
スタンド名の元ネタとしてはジョジョ史上初の邦楽である。


破壊力:なし
スピード:C
射程距離:C
持続力:B
精密動作性:A
成長性:D

これ以上言わなくてもわかる、落とすだけの能力

能力は「マス目上にある物体とエネルギーを指定座標に転位・落下させる」。

チョコレート・ディスコはディ・ス・コ本体から伸びる格子状のマス目と、本体左腕に現れるパネルの能力顕現型スタンド。
スタンド像はなく、能力の射程距離もマス目の広がる範囲となる。

マス目にはX軸とY軸が設定されており、各軸のマス目には数字とアルファベットが割り振られている。
チョコレート・ディスコはマス目の上にあるものを、パネルを押した座標に瞬間的にテレポートさせ、落下させる。

スタンド能力としてはシンプルにこれだけの能力である。


チョコレート・ディスコのマス目は本体から伸びるようにして地面を広がっていく。
能力の射程距離はおそらく10メートル前後。
それなりの中距離で戦闘することになるスタンドである。

標的に10メートル近くまで接近し、マス目の範囲にとらえればチョコレート・ディスコの戦闘準備完了である。
本体が周囲に釘を投げつけ、標的のいる座標をパネルに入力すれば、高速で座標に向かって投げつけた釘が射出される。

転位できる攻撃は物体に限らず、強酸性の薬品なども作中では使っている。
飛び散る薬液であっても問題なくすべて転位できるようだ。

チョコレート・ディスコはマス目に標的がいる限り、どう逃げても必ず攻撃を当てられるという状態を作れるといえる。
また、標的をマス目上に立たせれば、標的からの攻撃も防御できる。
ディ・ス・コは常に標的から中距離を保つため、標的はディ・ス・コへの攻撃は遠距離攻撃に頼ることになる。
そして、その遠距離攻撃はすべてマス目上を飛来することになるため、チョコレート・ディスコの能力で標的のマス目に攻撃を返してしまえる。

作中でもジャイロがディ・ス・コへ鉄球を投擲するが、とっさにディ・ス・コがパネル操作することでジャイロに鉄球攻撃を返している。

攻防一体のシンプルかつ強力なスタンドであるが、スタンドの性質上、常に本体が標的を目視しながら、ある程度の距離を保って戦う必要がある。
本体が標的を視認する必要があるところはエンペラーにも似ている。

本体が表に出なければならないため、ジャイロに回転の技術で空気の歪みによって視界を歪められ、距離の感覚をズラされてしまい、敗れている。





どんなものも「撃ち出す」能力

真の能力は「マス目上にある物体を掴み、指定座標上空に転位させ、座標方向に押し出して射出」。

チョコレート・ディスコは自由落下させた釘ですら、転位後にはジャイロの足を貫く程度には加速、射出する能力を持つ。物体を転位する能力では説明のつかない威力のため、撃ち出すような能力と考えた方が良いだろう。

また、マス目上にあればどんな物質も移動させられることから、マス目上の空間そのものがチョコレート・ディスコのスタンドそのものと思われる。

ディ・ス・コが視認した、空間内の物質は座標指定とともにチョコレート・ディスコに空間ごと掴まれ、指定された座標上空へと転位させられる。

そして、空間ごと捻じ曲げるようにして物質の移動方向を座標のある位置に向け、チューブから中身を勢いよく押し出すようにして物質を射出する。
これがチョコレート・ディスコのスタンド能力である。

この空間ごと掴む能力は危険な液体だろうと、高速で飛来する鉄球であろうとも漏らすことなく掴んで移動、射出可能。
ただ、ジャイロを移動させることはなかったので、大きな物体や生き物は移動できないのかもしれない。

チョコレート・ディスコの能力のイメージは、SFCのゲーム、スーパードンキーコングに登場するタル大砲である。
ものを詰めて、決まった方向に撃ちだすところは似ていると思うがどうだろうか。
なお、マス目は地を這うため、基本的に落下方向に撃ちだしているが、壁にマス目を描き出せば、壁にも撃ちだせるかもしれない。

また作中では、ジャイロに組み付かれた際に本体の身体全身に座標をまとわりつかせていた。
このことから、自分への攻撃をすべてマス目上と判定させることで転位させ、攻撃を回避するという絶対防御的な使い方も可能と思われる。




刺客、以上で終わり、ただそれだけの男

ディ・ス・コはコートを身にまとい、髪留めをした無精ひげの青年である。
ただしく刺客らしく、自身のスタンド能力や来歴など何一つ語らず、ジャイロに攻撃を仕掛ける。


ジャイロの回転による空気レンズで、本体が座標を正確に把握しないと攻撃が当たらないという弱点を突かれて敗れている。
が、空気のレンズで視界全体をゆがめられても、座標を見間違えなくないか?と思った著者のような読者もいるのではなかろうか。

これはよく見るとジャイロは空気のレンズを複数枚、しかも全体ではなく視界の一部に仕掛けている。
この組み合わせで座標全体が伸縮しているのではなく、距離感を正確につかめなかったのだろう。
ましてや戦闘中ならなおさらである。


さて、チョコレート・ディスコはジョジョ史上初の邦楽名がスタンド名となった能力である。
この曲自体、チョコレート・ディスコと連呼する歌詞で、チョコレート・ディスコそのものの説明は何もない。
これがディ・ス・コがスタンド名しか言わない、というセリフにつながっていると思われる。

また、バレンタインが近づくという歌詞があることから、ヴァレンタイン大統領戦の前のスタンド使いに選ばれたのではないか、とファンの間では推測されている。

連載時の本体名はディスコ、スタンド名はチョコレイト・ディスコだった。


出典:荒木飛呂彦原作 集英社出版 ジョジョの奇妙な冒険

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